おっぱいじゃなくても寝れるんだ
7か月の赤ちゃん。
夜中は1時間ごとぐらいに起きて泣きます。
そのたびにおっぱいを飲ませ、飲んでいると泣き止んでまた眠りにつきます。
でもそんなことが夜中に何度も起こるので、ママは疲れ果てていました。
「この子はおっぱいがないと眠れなくて・・・」とママは言います。
「おっぱいがなくても眠れるかもよ」と伝えました。
でもママは、「お昼間も機嫌が悪くなると、いつもおっぱいを飲ませてました。
おっぱい以外でご機嫌になったことがないんです。」と言っておられました。
まず、お昼間の過ごし方をかえてみることにしました。
赤ちゃんがごきげん斜めになった時に、
すぐにおっぱいを飲ませるのではなく、赤ちゃんとおしゃべりをしたり
一緒に床でゴロゴロして遊んでみるのはどうかな?とお伝えしました。
ママは最初“赤ちゃんとしゃべる?”と不思議な表情をしておられましたが、
実際に、泣いている赤ちゃんに私がしゃべりかけているところを見て、
その声にじーっと耳を傾け、そのうちニコニコしだす赤ちゃんを見てびっくりされました。
そのようなかかわりを続けていくことで、泣く→おっぱいという流れがかわり
赤ちゃんも、おっぱいがなくても自分のご機嫌がもどる方法を知ることができたのです。
そのことは、夜間の泣きに対しても効果を発揮しました。
夜中、泣いてもママに声をかけてもらったり、
手を握ってもらうだけで再び眠ることができるようになってきました。