絆と愛着とは、互いに関係した言葉として使われます。指導者は、この絆と愛着の意味、そして、タッチが絆と愛着を形成する役割について理解することが大切です。

<アイコンタクト>

タッチを行っている間は、赤ちゃんとアイコンタクトを行いましょう。研究結果によると、アイコンタクトを頻繁に行うことで、赤ちゃんは「信頼」を得ることができるといいます。また、アイコンタクトは重要なコミュニケーションともなります。心理学的にも重要な役割を果たし、脳内のストレスホルモンの分泌を一時的に停止させる役割も担います。

<肌と肌の触れあい>

タッチを行っている間は、生後、最初に発達する触覚の感覚が刺激されます。皮膚は身体の最大の臓器であって、生後すぐから現れる感覚器官でもあります。タッチをしていると、している人にも赤ちゃんにも、エンドルフィンが放出され、双方ともに幸せな気分になります。こうしてお世話をする人と赤ちゃんにやすらぎを与え、また、赤ちゃんの健康的な成長にも役立ちます。タッチは健康バランスを保ち、神経系の発育と調整を促進することも証明されています。

<声を出す>

赤ちゃんは人の声が大好きです。そして、会話をするために声を出そうと努力します。また、親が伝える周りの状況など、日常的な会話を喜んで聞いています。そして、赤ちゃん言葉のような高い声と歌に反応すると考えられています。見知らぬ人の声よりも親の声の方を好むということも研究結果により明らかとなっています。

<におい>

赤ちゃんは、親やお世話をする人のにおいによって落ち着きます。 においは最も強力な感覚のひとつであり、赤ちゃんは、においを記憶する優れた感覚があります。親の肌は、赤ちゃんが経験する最初のにおいであるため、その独特なにおいの印象は、一生涯、心強く、いとしい香りとして心に残ります。

<同調>

親と赤ちゃんは、顔の表情や会話、身体の動きなどのサインを通じて、お互いに応答し合います。こうした親子間の“声に出さない言語”の発達は、幼児期から成人期にまで影響する愛、信頼、尊敬を育成します。

<絆づくり>

様々な理由により、親子間の絆づくりが遅れることがあります。ですが、タッチは、親子の間の絆を確立するために、大変有効な方法です。絆づくりを始めるにあたり、必要な要素をすべて含んでいます。子どもにタッチを施すのは、タッチを通して独特な言葉ではない会話を発展させることを手助けできるのです。そして、それにより、親と子どもが、お互いに対して敏感に気付くことができます。寄り添ったり、抱いたり、癒(いや)したりするような、普段のケアに加え、タッチはゆっくりと、特別な注意を払って行わなければなりません。

<育児に専念すること>

昔に比べ、最近の父親は、赤ちゃんと過ごす時間が増えています。父親と子どもの絆は、母親とは異なる時期に行われることが多いです。これは母親が出産後すぐに経験する母乳育児が、父親にはないためと言えるでしょう。誕生後の絆づくりによって、親は、赤ちゃんを敏感に感じることができ、有能な養育者になることができます。また、赤ちゃんの泣き声を聞くと、プロラクチン(脳下垂体から分泌されるホルモンで、乳汁の分泌を促す働きをします)が増え、テストステロン(男性ホルモンの一種)が減少するとも言われています。

Byティナ・アレン

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