1歳のゆうくん、ある日のこと

ハートノート 

おうちで
お兄ちゃんたちと、母と4人でお風呂に入っていました。

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いつものように、ゆうくんはお兄ちゃんたちと遊んでいます。
遊んでいたゆうくん、突然、大きな声で泣き始めました。

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床に転んでた石鹸に足をすべらせ、浴槽のへりに顔をうち、まゆげのところを切ってしまいました
パカっと傷口が開き、血が出ています
お風呂の中なので、周りは血だらけ。
4歳のたいちゃんに、母は「まゆげの上から、指でギューッとおしといて」と圧迫止血をたのみ、

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5歳のひろくんに服を着替えるように伝え、外で救急車の誘導を頼みました。
母は、救急車を呼ぶために電話・・・電話
母は看護師。落ち着いて行動できている。と母自身は思っていたのですが・・・
それが、それが・・・
救急車を呼ぶはずが、110番の警察に電話をしてしまったんです。
落ち着いている、と思っていたけど、全くそうではなかったようです。
かなりの動揺ガーン
警察の人に、落ち着くように言われ、再度、救急車に電話。(警察の人からも救急車に連絡を入れてくださったようです)
まもなく、救急車がやってきて、ひろくんは立派におうちへ誘導することができました。

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母が服を来て、仕事中のパパさんや、近くにいるおばあちゃんに電話をしているうちに、救急隊の人が来てくれました。
お風呂場ではたいちゃんが、ずっとゆうくんのそばにいて、圧迫止血をしています。
その頃には、まゆげのところの出血も止まっていました。
たいちゃん、すごいぞ。怖い気持ちを抑えて、頑張ってくれました。
しかし、傷はパカっと開いたまま。縫わないといけません。
ひろくんとたいちゃんは、来てくれたおばあちゃんにまかせ、母とゆうくんは救急車で病院に行くことになりました。
外に出ると、救急車が赤いランプをつけて待っています。
それを見たゆうくん「ウーウー。ウーウー」と言って、喜んではしゃいでいます。
救急車の中でも、とっても嬉しそうなゆうくんでした。
病院病院で
夜の外来。人手が足りず、医師と看護師のふたりだけ。
1歳のゆうくんの処置をするのに、ゆうくんを動かないようにさせる看護師が足りません。
看護師は困っています。
時間が経ち、母はずいぶん冷静さを取り戻したので・・・そこで看護師に、母は声をかけました。
「私、看護師なのでお手伝いしましょうか」と。
すると「お願いします」と。
ゆうくんが眉毛のところを縫合する間、母はゆうくんが動かないようにしていました。
でもでも・・・冷静になってたと思ってた母でしたが・・・
ゆうくんがかわいそうで、母は泣いてしまい、ゆうくんの顔に母の涙が落ちていくのでした。
創部が不潔にならないようにしないといけないのにしょぼん
なんとか無事に処置が終わりましたが・・・
ごめんねしょぼんゆうくん。
痛い思いをさせてしまったね。
そして情けない母でした。

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