2歳のゆうくん、ある日のこと
ゆうくんには5歳と6歳のふたりのお兄ちゃんがいます。
ゆうくん「お兄ちゃんはいいなあゆうくんみたいな弟がいて。
僕にも弟が欲しい。おかあさん、赤ちゃん欲しい」
おかあさん「そう簡単に弟はできひんよ」
ゆうくん「赤ちゃんのお世話がしたいミルク飲ましたり、オムツかえたり抱っこしたりしたいねん」
次の日、みんなで買い物に行きました。
おかあさん「ゆうくん、ぽぽちゃんを買ってあげようか」
ゆうくん「うん」
ぽぽちゃんを買っておうちに帰ると、ゆうくんが抱っこしたり、おんぶしたりして遊んでいます。
夜になりました。
おかあさん「みんなおふろにはいろー」
ゆうくん「はーい」
ふたりのお兄ちゃんたち「いやだ。ぽぽちゃんがひとりになっちゃう。みんながおふろにはいると、ぽぽちゃんがさみしくなるよ。ぼくたちここでぽぽちゃんといる」
ゆうくんとおかあさんがおふろからあがると、お兄ちゃんたちがかわるがわるおんぶして家の中を散歩していました。
次の日からは、ぽぽちゃんも一緒にお風呂にはいりました。
お風呂にはいる仕様になっていないぽぽちゃんの頭はもじゃもじゃになってしまいまいました。
ゆうくんの弟のかわりにやってきたぽぽちゃんは、すっかりおにいちゃんたちの弟になっていました。