「イヤー」

3歳のダウン症をもつお子さま。
出会ったのは1歳頃だったかなあ。
人見知りが強くって、そばに寄ることさえできませんでした。
慣れない部屋に入るだけで顔が引きつり体が縮こまっていました。
そのお子さまにタッチケアを取り入れていきました。
ゆっくりゆっくりとすすめていきました。
縮こまっていた体が開くようになり、ひきつっていただけの表情は、目が大きくなったり細めたり、口をへの字にしたり、眉毛が動いたり、いろんな表情ができるようになりました。
いやな時はうつむいて教えてくれるようにもなりました。
3歳になったお子さまは、嫌なこと、気に入らないことは「イヤー」と言って、手のひらを私に向けて教えてくれるようになりました。
「そうなの、イヤなんやね」と伝えると、ニコニコしながらうんうんと頷いています。

イヤと言えることは自分を守ることにもつながります。
「No」を言える力、大切ですね

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