ママと赤ちゃんがすこやかに過ごせるお手伝いをしているみやいふみです
私が看護師になってから、30年がたとうとしています。
高校3年生の時に、入院しているこどもたちの姿を見る機会がありました。
その姿を見たとき、この子たちに何かできることはないかと思い、看護師の道を選びました。
看護学生での実習で一番心に残っているのがNICU(新生児集中治療室)での実習です。
1,000gにも満たない赤ちゃん、そんな赤ちゃんが保育器の中で、点滴をして、モニターのラインをいっぱいつけて、人工呼吸器をつけて、とてもしんどい状況の中で、一生懸命生きている姿を見ました。とても大変な状況なのに、指を吸ったり、おててを動かしたり、あんよを動かしたり、そしてときには笑顔をみせてくれたりするんです。声をかけるとおめめをあけてくれることもあります。
その姿を見て、看護師になったら、いつかこういうところで働きたいなあと思っていました。
看護師になり、学生の頃から行きたいと思っていた兵庫県立こども病院に就職、そして乳幼児病棟、NICUをメインに仕事をしてきました。
重い病気であっても、その時その時を精一杯生きているこどもたちの姿に毎日心を打たれながら過ごしていました。
ある日は、自分もしんどいのに、私が夜勤をしていると「かんごふさん、眠たくなったやろ。私のベッドに一緒にはいって寝ようよ。あったかいよ」と4歳のこどもが言ってくれたことがあります。
ある夜勤の日には、私の手技が下手で痛い思いをさせたのに、朝、起きたときに私が「おはよう」と言って抱っこをするとギューッと抱きしめてくれて笑ってくれた2歳のこどももいました。
命があとわずかしかない4歳のこどもが、きょうだいのことを気にかけていたり、パパやママの身体のことを気遣ってくれたりする言葉を言ってくれることもありました。
こどもの純粋な気持ちにいつも涙を流していたように思います。
こどもが持ってる力ってすごいなあとも思いました。
こどもたちが笑顔で毎日を過ごせるような仕事にずっと関わっていきたいなあと強く思ったのも、この頃です。
看護師として働きながら、その間に結婚をして出産をして、産休育休をとりながら、仕事を続け、3人の息子たちの親にもなりました。
3人目を出産した時に、12年いた臨床現場を離れ、教育のほうにすすみ看護教員として仕事を始めました。
たくさんの学生さんと出逢い、一緒に笑ったり泣いたり、そして多くのことを学ぶこともできました。
学生さんたちと話をする中で、生きにくさをかかえている人に出逢いました。
この生きにくさはどこからくるんだろう、と考えた時にそれは小さい頃にさかのぼるのではないか、小さい頃に包み込んであげられる環境があれば少しは楽だったのではないかと思いました。
そんなこともあり、教員になって9年目、やっぱり私はこども、特に小さな赤ちゃんに関わる仕事がしたいと思いはじめました。
赤ちゃんとママに関われる仕事はなんだろう・・・と考えていた時にこの仕事に出逢ったんです。
国際インファントマッサージ協会認定インストラクターの資格をとり、2007年に兵庫県明石市で赤ちゃんのマッサージ教室を開くことにしました。
その後も、日本ダウン症療育研究会認定 赤ちゃん体操指導員や日本タッチケア協会認定指指導者、国際リドルキッズ協会・JABC日本ベビー&チャイルドケア協会認定 医療が必要な子どものための小児タッチケア上級セラピスト、BPプログラムファシリテーターなどの資格をとり、活動を続けています。
2014年には「タッチアワード」にて大賞をいただくことができました。
今は、その他、明石市の子育て支援事業として、子育て支援センターや保育園での赤ちゃんのタッチケア講座、タッチ&エクササイズの講座、中学校での「未来のパパ・ママ事業」、乳幼児への家庭訪問事業、ダウン症の赤ちゃん体操指導員として、兵庫県立塚口病院・ゆたかこどもクリニックでのダウン症の赤ちゃんの体操教室での指導、看護学校での小児看護学の講義を担当しています。
赤ちゃんを育てるのは、大きな仕事です。ママひとりだけでできる仕事ではありません。
いろんな人とのかかわり合いの中で子育てができていけばいいと思っています。
孤独にならない子育て、しんどくなった時に「助けて」と言える環境作り、子育てをしながら自分らしく生きることができるように、「○○ちゃんママ」という存在だけでなく、一人の女性としての生き方も考えることができる、そんな子育て生活を目指しています。
今だけでない、思春期をみこした子育てをママたちに伝えていきたいと思っています。
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先生(≧∇≦)今日は会えて嬉しかったです♪藤田ゆみこです☆
子育て大変…今の時期を楽しめるように頑張りまーす(^_^)
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藤田さん。今日は久しぶりに会えて嬉しかったです。学生の頃とちっとも変わってなかったですね。でも母の貫禄は十分ありましたよ。「お母さん、お母さん」とこどもたちにひっついてこられる時期はあっという間に過ぎていきます。楽しんでくださーい(^0_0^)