(2020年に書いた記事です)

4月からの職場復帰・そしてこどもは保育園に入園。

不安いっぱいのママへ・・・照れ

振り返ってみると

私が職場復帰をした時の思い出を振り返ってみました。

「私の場合」

私32歳の頃

看護師として病院勤務をしていた私。

妊娠したら仕事は辞めるものとして周囲から言われていました。

当時は、それがあたりまえで出産後の仕事復帰率は今よりもずっとずっと低くて子育てしながら働くことは珍しいことだったのです。

今は50%以上の就業率ですが、その当時は24.4%でした。

第1子出生年別にみた第1子出産前後の妻の就業変化
【資料出所】 国立社会保障・人口問題研究所 「第16回出生動向基本調査(夫婦調査)」

私の初めての妊娠は流産となりました。

その時に初めてこの仕事を辞めようと思いました。

看護師の流産率が高いと言われていたし・・・

そしてその頃、NICUで働いていたこともあり、

仕事がきついから、辞めようと思っていたのではなく、

職場で赤ちゃんを抱っこするのが辛くてたまらなかったのです。

そうしているうちに妊娠がわかり、またまた周りからの「もう辞めるでしょ」の圧力。

出産したら「もう辞めるでしょう?こどもがかわいそうだもんね」と言われ・・・

でも辞めず。

長男は産休だけとって生後2ヶ月で復帰。

そして長男が半年の時に妊娠。

仕事は続け、長男1歳4ヶ月の時に次男誕生。

次男は育休をとって、そして生後半年で復帰。

子どもが小学校に入る頃には夜勤のない生活がしたい・・・と思いはじめ

次男誕生から3年後三男誕生。

そして夜勤のない職場に変更しました。

そこは看護学校。教員という立場で新しい職場になりました。

三男は2ヶ月で復帰。

何度も辞めようと思ってたのに、気づけば、今の仕事をするまでの30年以上フルタイムで仕事をしていたのです。

そんな「私の場合」です。

私の場合

私は仕事に行く車の中で車の運転をしながら、途中車をとめ、運転席でおっぱいを飲ませ、学生時代の時の同僚に、「私ならそんなことようせんわー」と言われ、半分あきれられたこともあります。

助手席で、新聞紙を敷いて、うんちをさせたこともあります。

我が家のある大久保から須磨のこども病院(今はポートアイランドに場所が移りました)まで毎日車で通勤。

いつも渋滞に巻き込まれ、ちょうどこどもの排泄時間と重なるのです。

夜はこどもを寝かしつけ、そのままこどもと一緒に寝てしまい、起きたら朝ということもありました。

買い物に行く時間はないので、コープの宅配。

買い物してる時間があったらこどもと一緒にいたいと思ってましたラブラブ

髪の毛を振り乱した何年間でしたが、今思うと、子育ての黄金時代だったなあと思います。

こどもが病気の時

病児保育あったら助かるなあと思うし、出来てほしいなと思っていたこともあります。(その頃はなかったんです。)

でも・・・あったらこどもが病気になったらいつでも預けて働けます。

親にとっては助かることだけどね。

こどもにとってはしんどい時はママ(パパ)にそばにいて欲しいと思ってるよね。

今はいくつか病児保育ができるところがあります。

病児保育がある施設を準備することも大事だけど、ママ(パパ)が休むことができる職場の風土作り、環境作りがもっと必要だと思います。

私は、こどもが熱っぽい時に朝早く小児科に行き、薬をもらって保育園に行ってました。

小児科の先生が、「今日は休んであげてよ」と言います。

でも・・・休めないし・・・休みにくいし・・・と思ってました。

でもでもそう言ってくれる人がいるから考えることができました。

こどもは母が働くことに協力したいと思ってます。

だから「休んで欲しい」と言いません。

でもそばにいて欲しいんです。

今思うと、その小児科のドクターに感謝してます。

看護師(私看護師です)のかわりはいる。

大変だけど、なんとかなるんです。

でも母は自分しかいない。

本当に母になると強くなります筋肉

一番大切なものを守るために強くなります

職場からは冷たい目で見られることもありましたが、しかたないと割り切れるようになりました。

保育園にこどもを預けると、愛着に問題がでてくるのではないか

保育園に行ってた子と、そうでない子に愛着の違いはありませんよ。

預けられることの弊害ではなく、自分が愛されているという思いが、どれだけもてたかということだと思います。

愛着の心は一緒にいた時間ではなく質です。

短い時間しか一緒にいれないけど、一緒にいることが楽しい、あなたが大好きという気持ちをちゃんと伝えていれば大丈夫ですよ。

そしてスキンシップを意識的にすること。

寝る前にマッサージをすることを習慣にしてもいいと思います。

一番気をつけないといけないのは、こども自身が保育園に預けられてる可哀想な子だと思うことです。

だから絶対「(保育園に行かせて)ゴメンね」と言わないこと。(親の勝手であずけてごめんと言う気持ちになって当然なのですが・・・)

「ゴメンね」と言うと、謝られるようなことをされていると思ってしまいます。

「ゴメンね」と言いたくなる気持ちはわかります。

親の都合だもんね。

でも言わないでね。

その代わり、ママもお仕事頑張るから○○ちゃんもお友達と楽しいところで遊ぼうねといいます。

お仕事終わって急いで○○ちゃんに会いにくるからね

保育園でどんなことがあったか教えてねといいます。

そして、ふたりになったら保育園のこと聞いて、そしてママのお仕事の話もします。

休みの日はできるだけ一緒に居れるようにします。

私は長男の時に2ヶ月で復帰、次男は半年、三男 は2ヶ月、とんでもなく忙しかった。

よくやったなーと、今は思います。

でも一緒にいれる時間が嬉しくて嬉しくてしょうがなかった。

寝るときは二人を腕枕してひとりはお腹に載せて寝てました。(パパさんは帰りが遅かったので、ひとりで寝かしつけていました)

顔が痒くなると、自分では掻けないので「鼻のてっぺん掻いて」「耳掻いて」と頼んでました。

だって、腕枕してて、手が使えないから。

保育園の期間は長かったけど、今でも保育園は楽しかった、行けてよかったと息子たちはいいます。

たくましく、“お母さん大好き”なこどもに成長してくれています。

そして仕事の相談もできる、よき息子たちです。

仕事やめたほうがいいか、どうしよう、毎日悩みながら過ごしてきた私もいます。

保育園に行きだした頃、朝、バイバイする時に号泣している息子を見て、そしてお迎えに行ったら声が枯れていた息子を見て、もうやめようと何度か思い、朝仕事場に行き、上司に「辞めます」と言ったこともありました。

その時、上司は「もう少し待ってみよう」と言ってくれました。

そうしているうちにだんだん保育園にも慣れて、元気に登園できるようになりました。

保育園に行きだして、しばらくはいろんな菌をもらって風邪もひくし、体調を崩しやすかったりします。

小児科にも常連さんのように行きました。

でもね、そうしてるうちに強くなってきますよ。

ほんとに強くなるので心配しない

保育園で、こどもはたくましく育ちます。

晩ごはんの用意をするとき、うろちょろする子どもを皆さんどうやっているのか知りたい

抱っこしてほしくて、ぎゅーっとひっついてこられると、かわいそうだとは思いながら、しないといけないことが多くて要求にこたえてあげられないで すよね。

もし、可能ならおんぶしたまま、家事をすることはできませんか。

おんぶしながら歌を歌ったり、話をしたり。

家事に時間はかかりますが、こどもの気持ちを同時に満たすことができますよ。

あとは家事を一緒にしてみることもおすすめです。

一緒にすると時間もかかるし、出来上がりもきれいではないですが・・・

お手伝いをすることで、こどももママの役にたったと思いますし、何より一緒にしているという満足感がこどもの中に生まれます。

洗濯物もタオルなどのたたみやすいものを渡します。

汚くてもしわにならないので。

お料理もお手伝いしてもらいます。

そのうち、本当に使い物になる時がやってきます(笑)

きょうだいができたら

ひとりだけではないので、いろんなことに時間がかかることも多いですね。

でもひとりなら、遊んであげなきゃとか、ひとりにさせてるとか思うこともありますが、きょうだいがいるとママが用事をしていてもきょうだいで遊んでくれます。

家に友達がいるようで楽しそうでしたよ。

子育ての黄金時代


と言いながら・・・私が大きな声で怒ってたことも数知れず。

きょうだい喧嘩も年齢が上がるにつれ激しくなります。

怒る声も大きくなります。

そんな頃、よく警察の人が訪ねてきてました。

「最近このあたり物騒なことがおきてるんですが、何か変わったことはありませんか?気をつけてくださいね」と言って毎回帰って行きます。

月に1回くらい訪ねてきていました。“へーそんなことがあるんだー。地域を守っているんだな。

親切な警察官”と思っていたんですが・・・

今、思うと、通報電話されていたのかも(笑)

大きな声で怒っているので、家の前を通る人にもその声がきこえています。

そこで通りかかりの人が心配して通報してたのかもって。

でも・・・大きな声は私だけで、こどもたちは怒られても平気平気にひひ

きょうだいがいると徒党を組んで強くなるんです。

自分の怒る声にさらにテンションがあがり、それに疲れる自分。

そこに気づいた私は時々、怒りすぎている時は外に出てランニングしに行ってました。

そして頭を冷やして帰ると、冷静になっているんです。

帰ってくると、息子たちに「お母さん、落ち着いた?」と言われ、情けない母になっています。

本当に怒涛のように過ぎていった子育ての黄金時代でした。

私34歳の頃

職場復帰を前にしてー復帰しているママの意見

職場復帰を前にしてーママの気持ち・パパの気持ち

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