6歳のAちゃんのタッチケアのレッスンが始まりました。
Aちゃんはプラダーウィリー症候群があります。
心疾患もあり、手術をしていますが、肺静脈狭窄が続き、定期的に拡張術を受けています。
1歳過ぎにショック状態となり、その後、肢体不自由となっています。今は臥床状態で過ごしています。
はじめてのタッチケアなので、タッチされることをどこまで受け入れてくれるのか、心配していたのですが、ママがよくAちゃんの身体に触っていたので、全く怖がらずに受け入れてくれることができました。
Aちゃんの不安が少ないようにと、Aちゃんのお宅でのレッスンとしました。
それでも、初めて会う私には緊張気味の表情。
脚や手につんつんしながらコンタクトをとってみました。
そうしているうちに表情が緩んできました。
その表情を確認してから、はじめました。
ママの今一番の願いは咀嚼力や嚥下機能の改善でした。
そこで、顔や頭、首まわりへのタッチをしてみました。
Aちゃん、嬉しそうです。ケラケラと大きな声で笑っています。
次に呼吸の助けになるように胸へのタッチ、おなかの状態を楽にするためにお腹へのタッチもしました。
お顔は、喜んでいたので何回もやってみました。
すると、びっくりすることがありました。
Aちゃんは唾液の分泌が悪く、口の中はカラカラに乾いています。舌もカラカラでひび割れもあります。
でも・・・タッチケアのあとは、歯に唾液がついているのがわかります。舌もしっとりしています。
口に入れた指にも唾液がついています。口の中に出てきた唾液を吸う動きもみられました。
こんなに口の中が湿っているのはみたことがないとママはタッチケアの効果にびっくりされました。
お鼻もぐずぐずしていたのが、スースーとしています。
ママがおうちでしてあげることができるタッチケア。
ママの手だけでできるタッチケア。
これからも続けていきたいですね。
来週からは小学校入学となるAちゃん。
タッチケアで少しでも過ごしやすくなるといいなあ・・・
二日間続けてタッチケアのレッスンを受けてくれたママが、「Aちゃんは、お顔を触られるのが大好きになってて何回もしています。私もその姿を見てたら嬉しくなるので、今までは抱っこばかりのスキンシップでしたが、これからはマッサージがスキンシップの中心になると思います。パパにも覚えてもらおうと思います。
娘に大好きなことが増えて嬉しい限りです。
今日もお口の中がうるおっています」とメッセージをいただきました。
小さく生まれたおこさまや、NICUに入院中のおこさま、手術を受けたおこさま、抱っこしにくい・反り返りが強い・寝返りしない・片足でずりばいする・はいはいしないなどの発達についての不安や気がかりなことを感じるおこさま、症状を持ち入退院を繰り返しているおこさまそんなおこさまを育てているママへ・・・タッチケアを受けてみませんか。
■小児タッチケアレッスン(1回2時間×4)
受講料:28,000円(4回分)
出張レッスン 34,000円+交通費・4回コースとなります。
*明石市・神戸市・加古川市・芦屋市・西宮市・高砂市・姫路市付近であればご自宅、病院への出張もいたします。(遠方の方はご相談ください)
■ワンディ小児タッチケアレッスン(1回2時間)
受講料:8,500円(4回コースに変更ができます。その場合は2回目のレッスンの時に差額分をお支払いいただきます。出張の場合は10,000円+交通費