今日は2歳7ヶ月のYくんの5回目のタッチケアのレッスンでした。
Yくんは、低酸素状態になり生後1ヶ月から数ヶ月入院生活を送っていました。
発達に遅れがあり、1歳10ヶ月の時に首がすわりました。2歳前に寝返りができるようになっています。
点頭てんかん(ウエスト症候群)があり、けいれん発作があります。

Yくんの脚にマッサージをしました。足首や足の甲をすると、少し力がはいります。反対の足で蹴ってくることもあります。
ママは「ここは好きじゃないんやね。Yくんが気持ちいいところ、そうでないところを教えてくれるのがママは嬉しいよ」とYくんにお話しています。
レッスンを開始したばかりの時に、「楽しいのか、嫌なのかそんなこともわかってあげられない。」と反応がみられにくいYくんとの生活のことをそう話していたママ。
あれから5ヶ月が経ちました。
今はYくんが嬉しそうなとき、嫌そうなとき、気持ちいい時をママはわかってあげることができます。
ママにはそれがとっても嬉しいのです。

背中のマッサージになると、おててを上に伸ばしてリラーックス。眠ってしまうんじゃないかと思うくらいYくんは身体の力が抜けます。

おててもお顔もマッサージ。

マッサージのあとは、開きにくいおててがやわらかく開きます。
「おててをグーパーして」とYくんに言うと、グーパーできるんです。その時のおててはしっかりと開いています。
ほっぺもやわらかくなります。
ママが「お顔がやわらかくなると、表情もよくなりますよね」って。

ママがこんなことを言っておられました。
入院しているこどもたちが、みんなこうやってタッチケアを受けることができたらいいのに。
ベッドサイドで何もできず、何もしてやれず、辛い時間を過ごしているママが、こどもにタッチをしてあげることができたら、ママの気持ちも楽になるのに・・・って。

入院しているこどもたちに、ママからタッチしてもらえるように、もっともっとタッチケア(タッチセラピー)が広まっていったらいいなあと思います。

*写真・記事の掲載は親御さんの同意を頂いています。
(レッスンにあたっての写真・記事の掲載については、受講時、毎回のレッスン時に確認させていただいています。
許可があった親子さまのみ掲載させていただいています)

医療的ケアが必要なこどもへのタッチケア教室

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