11カ月のAちゃん
つたい歩きをして
得意気な表情です
時々手を放して一人で立つところを
見せてくれます
ボールが好きで
Aちゃんが投げたボールを追いかける
ママを見て
ケラケラ笑っているAちゃんでした
Aちゃんは目力がある女の子です
レッスンにきてくれたのは
生後15日目
退院してすぐでした
Aちゃんは
低酸素性虚血性脳症と診断され
脳の低体温療法や人工呼吸器をつけていて
72時間後に機器を外すことができました
そんな入院中に
「タッチケアをしたい」と
ママから連絡をもらいました
生後二日目のことでした
おこさまの様子を詳しく聞いて
入院中にできるタッチの方法を
お伝えしました
その方法をAちゃんのママは
医師にも確認をして
やってみることにしました
全身を包むタッチ
ゆっくりと撫でるタッチ
おめめやお顔、お口へのアプロ―チを
中心にしました
退院してすぐにご家族で
レッスンにきてくれました
寝てても反り返りが強く
抱っこしにくい赤ちゃんでした
でも目の力は強い
生後15日目かと思うほど
目力があるAちゃんでした
Aちゃんはお口を動かすことがなく
チューブでの経管栄養でした
お口から飲むようになることは
難しいかも・・・と
言われていました
でもお口へのタッチを始めた翌日から
お口を動かしだしたのです
レッスンに初めて来られた時は
哺乳瓶で時間をかけてミルクを
飲んでいました
からだの緊張が強く
お口周りもカッチカチ
入院中にしていたタッチケアに加えて
もう少しアプローチを加えました
ちょっとしたタッチなのに
飲みやすくなってるのがわかります
Aちゃんの脚はつっぱってることが
多かったのですが
だんだん力を抜くのが
上手になってきました
歩くのは難しいだろう・・・と
言われていたのですが
足の裏を床にきれいにつけて
立ち上がったときはびっくりしました
Aちゃんは地域のリハビリを
受けておられます
PTの先生もここまできれいに
足裏を付けられるとは
思ってなかったようで
驚かれていたと
ママがお話されていました
歩けるようになるねと
PTの先生に言ってもらったそうです
もうすぐ歩くAちゃんを見ることが
できるかな
ゆっくりと
その日をまっておこうと思います
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