心理的離乳
母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんが母乳以外の食べ物を徐々に食べられるようになっていく過程を離乳といいますが、青年期にも離乳があります。
これを「心理的離乳」といいます。
第1次心理的離乳…中学生~高校生の頃、最初の反抗期。親と行動することや親への依存をやめようとする。親への感情的な「反発」がある。
第2次心理的離乳…大学生・就職したてくらいの頃。自立したいという思いが強くなり、親との接し方に迷う。親とは違った価値観、生き方を確立しようと模索し、批判的な態度をとりがちになる。親への心理的な「抵抗」がある。
我が家には3人の息子たちがいます。
今まさに息子たちは、心理的離乳期です。
中学生の時も、しっかり第1次離乳期を体験しました。
特に長男は「やりにくくて、難しくてしょうがない」当時はそんな感じでした。
親である私も悩んでいたけど、こども自身もしんどい時期だったんだと思います。
親子喧嘩もよくしました。
父親との取っ組みあいも何度も。その頃は父親とこどもの親子喧嘩から夫婦喧嘩に必ず発展していました。理由はどうあれ喧嘩してると、ついこどもの味方になってしまい、それで夫婦喧嘩に発展するという単純な構図ですかお
その頃のことを振り返り、「なんであんなに腹をたててたんやろ」と長男は言います。
今はその長男も20歳。第2次心理的離乳期です。
大学にはいり生活が変わり、急激に親から自立していってるのがわかります。
今は2回生なので、私もずいぶん慣れてきました。
それに比べ18歳の次男に対して・・・この春から大学進学のために一人暮らしを始めました。
私は息子がそばにいないことに、寂しくて寂しくてたまらない状態が続きました。
はじめは寂しかったかもしれない息子も、今は大学生活を楽しみ、一人暮らしを楽しんでいます。
それに対して戸惑ってる親。
意見のぶつかり合いも時々あります。
でも第1次心理的離乳期である中学生の時と違うのは、それをお互いに言葉で伝えることができることです。
うまく自分の気持ちを言葉で表現することができなかった中学生の時期。
それはこどもだけでなく、私たち夫婦も同じ。
でも言葉で伝える大切さがわかってきて、少しずつできるようになりました。
だから今は、悩みながらもちゃんと話をすることができるので、まだ楽かもしれません。
親離れの期ですね。
寂しいけど、それがこどもの成長です。
私も子離れしなくっちゃ・・・「お母さん、子離れしなさい」と三男坊によく言われています。情けない親です。

ハートノート 

2013.7.1 長男20歳 次男18歳 三男15歳

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