手と手を真ん中で合わせたり
足裏と足裏を真ん中で合わせたり
そんな真ん中遊びをすると
真ん中の意識が育つと
言われます。
真ん中がわかるって何?
真ん中の意識が育つって何?と
思ったことはありませんか?
わかるようでわからない
そんな感じではないですか?
真ん中に手があると
赤ちゃんの目は
真ん中に注目することができます。
生まれて2ヶ月頃までにできる
注視という動きになります。
その時に頭の位置を真ん中に
もってくることができるのです。
まだ2ヶ月頃までは頭は左右どちらかに
傾いていることが多いのですが
真ん中を見ようとすると目が動き
次に頭を真ん中に
持ってくることがしやすくなります。
![](https://heart-note.jp/wp2021/wp-content/uploads/2023/12/23047274-300x225.jpg)
注視できるようになってその後に
右や左に目を動かすようになります。
右の世界や左の世界を知っていくのです。
見ることに、ともなって
頭を動かすようになります。
これが首の育ちに大切なことです。
頭が右に動くと原始反射である
ATNR(非対称性緊張性頸反射)の
動きが出る時は右手をのばします。
手をのばした先のおもちゃに
触れることができます。
注視をするときには
顎を引く動きが引き出されます。
この時に左右の頸の
筋肉が協調しながら
両側性にはたらきます。
この筋肉の発達は
正中位の発達を促します。
![](https://heart-note.jp/wp2021/wp-content/uploads/2023/12/1691762-300x197.jpg)
真ん中がわかると姿勢が安定します。
姿勢が安定すると体のバランスがとれて
動きが安定します。
少ない力で体を動かすことになります。
疲れにくい体になります。
安定した体は心の
安心感につながります。
そうすると持ってる力を
思い切り発揮することができます。
自信につながります。
真ん中がわかると
真ん中をこえる動きが出てきます。
この動きは
左右の脳半球が協力して
働くことを示します。
両脳半球の発達を促します。
右脳と左脳の間にあるのが脳梁です。
![脳](https://heart-note.jp/wp2021/wp-content/uploads/2023/12/29f99636ca9de98776679d4dfa6ed13a-169x300.png)
そこは左右の脳半球の情報の
橋渡しをしています。
真ん中(正中線)をこえる動きは
脳梁を通じて左右の脳が連携し
運動や感覚情報を効果的に
やり取りすることを助けます。
このような脳の左右の協力と
脳梁の働きが
赤ちゃんの運動能力や
認知能力の発達に関係します。
正中線をこえる動きを通じて
脳の結合が促進され
身体全体の協調性や
バランスが向上します。
そのためにはまず
真ん中を知ると
いうことが大切なのです。