手と手を真ん中で合わせたり
足裏と足裏を真ん中で合わせたり
そんな真ん中遊びをすると
真ん中の意識が育つと
言われます。

真ん中がわかるって何?
真ん中の意識が育つって何?と
思ったことはありませんか?

わかるようでわからない

そんな感じではないですか?

真ん中に手があると
赤ちゃんの目は
真ん中に注目することができます。
生まれて2ヶ月頃までにできる
注視という動きになります。
その時に頭の位置を真ん中に
もってくることができるのです。
まだ2ヶ月頃までは頭は左右どちらかに
傾いていることが多いのですが
真ん中を見ようとすると目が動き
次に頭を真ん中に
持ってくることがしやすくなります。



注視できるようになってその後に
右や左に目を動かすようになります。
右の世界や左の世界を知っていくのです。
見ることに、ともなって
頭を動かすようになります。
これが首の育ちに大切なことです。
頭が右に動くと原始反射である
ATNR(非対称性緊張性頸反射)の
動きが出る時は右手をのばします。
手をのばした先のおもちゃに
触れることができます。



注視をするときには
顎を引く動きが引き出されます。
この時に左右の頸の
筋肉が協調しながら
両側性にはたらきます。
この筋肉の発達は
正中位の発達を促します。



真ん中がわかると姿勢が安定します。
姿勢が安定すると体のバランスがとれて
動きが安定します。
少ない力で体を動かすことになります。
疲れにくい体になります。
安定した体は心の
安心感につながります。
そうすると持ってる力を
思い切り発揮することができます。
自信につながります。

真ん中がわかると
真ん中をこえる動きが出てきます。
この動きは
左右の脳半球が協力して
働くことを示します。
両脳半球の発達を促します。



右脳と左脳の間にあるのが脳梁です。

脳


そこは左右の脳半球の情報の
橋渡しをしています。
真ん中(正中線)をこえる動きは
脳梁を通じて左右の脳が連携し
運動や感覚情報を効果的に
やり取りすることを助けます。
このような脳の左右の協力と
脳梁の働きが
赤ちゃんの運動能力や
認知能力の発達に関係します。


正中線をこえる動きを通じて
脳の結合が促進され
身体全体の協調性や
バランスが向上します。

そのためにはまず
真ん中を知ると
いうことが大切なのです。

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