今日から始まった「医療的ケアが必要なこどもへのタッチケア教室」
2歳10ヶ月のおこさまです。
Aちゃんは25週で超低出生体重児で生まれました。
  *超低出生体重児とは出生体重1000グラム未満の赤ちゃんです。
とても小さく生まれたので、退院するまでに半年かかりました。
今は、療育センターでリハビリを受けていますが、身体が過敏で触られることに対して怖くて、緊張して、力がはいってしまい、リハビリが進みません。
生まれてから、たくさんの処置があり、身体を触られることは嫌な体験。そんな体験が重なり、感覚が過敏になったところもあるようです。
今年にはいってAちゃんは寝返りをすることができました。
食事は4月から、少しずつ始めていますが、まだうまく噛むことができません。
ベビーカーに座るのも大泣き、お風呂も大泣き。
療育センターでも大泣き。
慣れない人を見ると大泣き、何をするのも大変そうです。
ママはそんなAちゃんに、もっとリラックスして欲しい、力を抜くことができないとリハビリも進まない、何もできない・・・この状況が少しでも改善できたら・・・という思いで、ハートノートのタッチケアを申し込みされました。
今日ははじめてのレッスン。
まず私の存在に慣れてもらうことが一番の目的でした。
タッチケアするところまでは難しいだろうなあと思っていました。
訪問すると、ママに抱っこされたAちゃんは、やっぱり大泣き。
しばらく、Aちゃんとは距離を置いて、ママとお話しました。
少しづつ、Aちゃんの表情が緩んできました。
だから、少しづつ私とAちゃんの距離も縮めていきました。
そのうち、Aちゃんが自慢の「力こぶのポーズ」をして見せてくれました。
このポーズは、気持ちがいい時にしてくれるんだそうです。
何度も何度も見せてくれました。

それからタッチケアをはじめてみました。
背中にタッチしてみました。
こんなふうに触ったことがなかったとママが言っておられました。
背中から脚までタッチしてみました。
ママに抱っこされた状態だと、タッチがうまくできます。
Aちゃんの快・不快をしっかり感じながらすすめていきました。

Aちゃんが笑顔を見せてくれました。
そして私に向かっておててを伸ばし、タッチをしてくれるんです。
「タッチ」と言うと、何度も何度も手を伸ばしてくれました。

時間をかけて、タッチケアをして、リラックスできる時間が増え、日常生活がしやすくなったり、リハビリが受けやすくなったり、食事がすすんだり・・・できたらいいなあと思います。
「今日のレッスンは、泣いて終わるのかと思ってた、触ることはできないと思ってた」とママがお話されていました。
「こんなに笑ってくれたり、触ることができてびっくりしました」と嬉しいことばを言ってくれました。
来週はどんなお顔を見せてくれるかな・・・とーっても楽しみです。
*記事はすべて(写真含む)掲載の許可を得ています。
医療的ケアが必要な赤ちゃん(こども)、症状をもっている赤ちゃん(こども)、発達についての不安や気がかりなことを感じる赤ちゃん(こども)を育てているママへ。レッスンにきてみませんかニコニコ

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