午後からのレッスンはもうすぐ4歳になるAちゃん。今日は4ヶ月ぶりのレッスンでした。
Aちゃんは25週で超低出生体重児で生まれました。
*超低出生体重児とは出生体重1000グラム未満の赤ちゃんです。
とても小さく生まれたので、退院するまでに半年かかりました。
ハートノートのレッスンを初めて受けてくれたのは1年前の3歳を目の前にした頃でした。
その頃のAちゃんは・・・
療育センターでリハビリを受けていますが、身体が過敏で触られることに対して怖くて、緊張して、力がはいってしまい、リハビリが進まず、何もすることができません。
生まれてから、たくさんの処置があり、身体を触られることは嫌な体験。そんな体験が重なり、感覚が過敏になったところもあるようです。
3歳になってAちゃんは寝返りをすることができました。
食事もその頃から少しずつ始めていますが、あまり食べることができません。
ベビーカーに座るのも大泣き、お風呂も大泣き。
療育センターでも大泣き。
慣れない人を見ると大泣き、何をするのも大変そうです。ずっとママに抱っこされています。おうちではお布団の上で仰向けでいることが多いAちゃんでした。ママはAちゃんと一緒に近所にお買い物に行くことさえできません。
ママはそんなAちゃんに、もっとリラックスして欲しい、力を抜くことができないとリハビリも進まない、何もできない・・・この状況が少しでも改善できたら・・・という思いで、1年前にハートノートのタッチケアを申し込みされました。
タッチケアはゆっくりゆっくりとすすめていきました。Aちゃんのペースを考えないと、受け入れ拒否をおこしてしまいます。数ヶ月かかって、全身のタッチを受け入れることができるようになりました。
それに伴って、できることが増えてきました。ベビーカーに乗れるようになり、お風呂でもご機嫌に過ごすことができ、泣いてばかりだった療育センターでは、ママから離れて、自分の行きたいところに這って移動するようになりました。そして今まで、そこでの昼食時は食べることをせず、ずっとママに抱っこされて、そばで見ていただけだったAちゃんが、今では完食できるようになりました。
最近のAちゃん、ママとおててをつないで歩くのが大好き。おててをつないでお散歩をよくします。
ママと片手をつなぐのですが、Aちゃんがママをひっぱっているようにみえるのに、おててを離すと怖がって足がかたまってしまいます。なのに、歩くときはAちゃんが先に歩くんです。不思議ですね
今日のAちゃんには、脚を中心にタッチケアをしました。
脚に力がはいっています。リラックスできるように、おしりから足の裏までを、歌に合わせてタッチしていきました。
最近はなかなかタッチすることができなかったAちゃんですが、歌を使いながら触れていくと、苦手なところもタッチすることができます。
ご機嫌にタッチを受け入れてくれたAちゃんでした。
*写真・記事の掲載は親御さんの同意を頂いています。
(レッスンにあたっての写真・記事の掲載については、受講時、毎回のレッスン時に確認させていただいています。
許可があった親子さまのみ掲載させていただいています)
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