今日からできる赤ちゃんのお世話
「うちの子、いつもお口が少し開いているけど大丈夫かな?」と心配になることはありませんか?
いわゆる「お口ポカン」は、正式には口唇閉鎖不全症と呼ばれるものですが、赤ちゃんの成長過程で意識してあげられることがたくさんあります。
この記事では、なぜ「お口ポカン」になるのか、そして、生まれてすぐからできる簡単な予防・対策を、優しくお伝えします。
心配しすぎる必要はありません。毎日のちょっとした関わりで、お子さんの健やかな成長をサポートしていきましょう!
🧐 「お口ポカン」ってなあに?なぜ良くないの?
💡 お口ポカンとは?(口唇閉鎖不全症)
お口が常に開いている状態を指します。口が開いていると、舌の位置が本来あるべき場所よりも下がってしまいます。
- 本来の舌の位置: 舌全体が上あごにぴったりとくっつき、舌の先が前歯の裏の根元付近にある状態です。
- 低位舌(ていいぜつ): お口ポカンの状態では、舌が下がり、この本来の位置にない状態(低位舌)になっていることが多いです。
❌ お口ポカンが招きやすい影響
「ただ口が開いているだけ」と軽視されがちですが、様々な影響につながる可能性があります。
- 口呼吸になる
- 風邪や喉の腫れ、口臭
- 鼻炎や中耳炎になりやすい
- 歯並びが悪くなる
- 虫歯になりやすい
- アレルギーになりやすい
これらはすべて、口呼吸による乾燥や筋力の使い方、舌の位置が影響しているためです。
❓ なぜ「お口ポカン」になってしまうの?
主な原因は一つではありません。いくつかの要因が複雑に絡み合っています。
- 舌や口周りの筋力が弱い
- 体幹の筋力が弱い(良い姿勢を保つ力が足りない)
- お口ポカンになりやすい姿勢をしている
- 鼻詰まりがある(鼻で呼吸できないため口が開く)
- 喉が腫れている
特に赤ちゃんの場合、「どう抱っこするか」「どんな環境で過ごすか」といった生活習慣が、これらの原因に大きく関わってきます。
✨ 生まれてすぐからできる!「お口ポカン」予防・対策
「お口ポカン」になる原因は色々ありますが、赤ちゃん期に意識することで、十分に防ぐこと、改善をサポートすることができます。
親御さんがリラックスして、毎日の中で少しずつ取り入れてみましょう。
1. 🤱 授乳の時とおしゃぶりの使い方
お口周りの筋力を正しく育てる第一歩です。
- 正しいラッチオン(吸着)が大切:
- 赤ちゃんの口がママの乳輪まで深くくわえていること。
- 唇が外に広がり、吸盤のように吸い付いている状態が理想です。
- 指しゃぶりは大事:
- 右も左もバランス良く吸えているか確認しましょう。
- そのためには、赤ちゃんが自分で手を前に持ってこられる姿勢も大切です。抱っこの時に、赤ちゃんの腕をママの背中に回していないかチェックしてみましょう。
2. 👋 全身と顔周りの優しいタッチ
タッチを通して、体の緊張を緩め、「体の地図(ボディイメージ)」を作ってあげることが、動きやすい体と良い姿勢につながります。
- 全身のタッチ:
- 体の緊張を緩めるマッサージをしてあげましょう。
- お顔のタッチ:
- ほっぺ、口周り、耳の周り、あご周りも優しくタッチしてみましょう。
- 鼻の下を軽く伸ばすようなタッチも良いとされています。
3. 👶 抱っこと姿勢の工夫
良い姿勢は、舌の位置や嚥下(飲み込み)にも影響します。
- 抱き上げ方:
- 抱き上げる時は、あごを上げないように。脇だけを持って頭を後ろに倒さないように注意しましょう。
- 首がすわる前の赤ちゃんは、Cカーブ(背中が丸い自然な形)を大切にした抱っこを心がけましょう。
- (例)仰向けで脇の下から手を入れて、頭を支えながら抱き上げる。
- 向き合って遊ぶ時:
- あごを引いた姿勢を意識してあげると、ごっくんの飲み込みも上手になります。ママの膝を立てて座り、その上に赤ちゃんを乗せて遊ぶなど、支えのある姿勢で遊んでみましょう。
4. 🛌 動ける環境と鼻詰まりケア
- 動ける環境づくり:
- バウンサーなどに入れっぱなしにせず、自分で自由に動ける時間と環境(床でのうつ伏せ練習など)を作ってあげましょう。
- 鼻詰まりへのケア:
- 鼻が詰まっていると、鼻で呼吸できず口が開いてしまいます。
- 鼻水吸引器などを活用し、鼻呼吸ができる状態を保ってあげましょう。
5. 🍚 離乳食が始まったら
スプーンの使い方一つで、口の周りの筋肉の使い方が変わってきます。
- スプーンを口に入れた後、まっすぐに引き抜くようにしましょう。
- 上あごにこすりつけないように。
- 上唇をしっかり使えるような介助の仕方(スプーンの深さを調整するなど)を意識してあげましょう。
🌷 まとめ:焦らず、できることから
「お口ポカン」の予防は、特別なことではなく、毎日の生活の中で赤ちゃんに触れ、関わることそのものです。
完璧を目指さなくて大丈夫。今日ご紹介したポイントの中から、「これならできそう!」と思うことを一つ選んで、ゆったりとした気持ちで試してみてください。
そして、一番大切なのは、お子さんが安心して過ごせる環境と、親御さんの笑顔です。
お子さんのペースに合わせて、健やかな成長を見守っていきましょうね。


