先日、5歳と、
もうすぐ2歳になる孫たちと、
3人だけで過ごす一日がありました。

子守りの一日です^_^

その前日の夜。
なんだか落ち着かず、

そわそわしていました。

「明日は、何をしようかな」

電車に乗るのは喜んでくれるかな。
遊具がたくさんある

子育て支援センターがいいかな。
そこにはこども図書館もあるし、
外には緑が広がる大きな公園もある。

「どこに行きたい?
明日はばぁちゃんと何して遊ぶ?」

そう聞きながら、
あれもこれもできたらいいな、と

考えているうちに、
気づけば、
孫たちよりも私の方が、
わくわくしていることに気づきました。

そしてふと、思い出したのです。
まだ小さかった頃の、

私の息子たちとの時間を。

フルタイムで働いていた私は、
休みの日に
子どもたちと一日過ごせることが、
本当に嬉しくて仕方がなかった。

「今度の休みは何をして遊ぼうか」

そんなふうに考える時間さえ、
私にとっては、
しあわせな時間でした。

孫たちと過ごす当日の朝。
お弁当の準備をしながら、
胸の奥があたたかくなっていきました。

おにぎりを握りながら…
その先に、

ぱくっとかぶりつく息子たちの顔を

思い浮かべていた、あの頃。

まだ何も始まっていない朝なのに、
なぜか少し涙が出そうになりました。

いや、

涙が出ていたのですが、
こんなところで泣くのを見られるのは
カッコ悪いので、
涙をこぼさないように頑張りました^_^

電車の改札では、
3人一緒にベビーカーも入れて、
かたまりになって通ることを意識しました。
バラバラだと認識されると、
ブザーが鳴ってしまいそうで。

ホームでは、
じっとしていられるかな。
走り出さないかな。
線路に落ちないかな。
ドアに挟まらないかな。

そんなことを思いながら、
私はずっと、
孫の姿や周りの様子を見ていました。

転ばないかな。
ぶつからないかな。
と、目配り気配りをしながら、
気づけば、
ずっと声をかけている私がいました。

ああ、そうだった。
親って、ずっとこんなふうに、
目を配って、気を配っていたんだ。

すっかり忘れていた感覚を、
孫たちが、思い出させてくれました。

元気いっぱい走り回る孫たちに、
持ってきたベビーカーの出番はなく、
いつのまにか荷物置きに。

長い階段では、
そのベビーカーを担いで登り降り。
片腕には孫、もう片方には荷物。

そうそう、こんな感じだった。

右にも左にも、
そして背中にもリュックを背負って、
体じゅうにいろんなものをまとっていた
あの頃。

「そりゃ腕も太くなるわな」
そんなことを思っていた自分まで、
くっきりと思い出しました。

機嫌よく遊んでいると思ったら、
「ばあちゃん、しっこ」と
5歳のお姉ちゃん。

走ってトイレを探す。

かと思えば、
もうすぐ2歳の弟が

急にしゃがみこんで、
唇をぎゅっと結ぶ。

あ、これは…

臭うぞー

「お尻つけたらあかんでー」と弟に言いながら。
お姉ちゃんにも「ついてきてよー」と
急いで広いトイレを探しました。

みんなで入ってひと安心。

お姉ちゃんは丁寧に石鹸で
あわあわにして手を洗っている。

なかなか終わらない。

弟は水を出して遊んでいて袖が濡れている。

あーあとため息をつく私。

休む間もなく、

次から次へと動いていく一日。

公園では、
だんご虫を集めたり、
石ころを拾ったり…。

たんぽぽの綿毛を、ふーっと吹いて、
ふわふわと空に飛んでいくのを見て、
うれしそうにしているお姉ちゃん。

その姿を見て、

弟もやってみたくなったようで、
ふーっと…するはずが、
綿毛を口の中に入れてしまって、
気づけばお口の中はもしゃもしゃに^_^

弟はベロベロしながら
面白いお顔をして見せるのでした。

地面を這うしゃくとりむしを見ながら、
その姿を真似るように
地面に寝転ぶ孫たち。

それを見ていた周りにいた人の笑い声。

いい時間だなーと思いました。

さっきまで楽しそうに見ていたのに、
次の瞬間には、

「むいむい、こわーい、ばあたーん」

と、大きな声で泣きながら、
私のところへ駆け寄ってくる。

ぎゅーっと抱っこすると、
しがみつくように

抱きついてくる小さな体。

その瞬間のぬくもりや重みが、
もう、たまらなく可愛くて^_^

息は切れるし、
座ったら

そのまま眠ってしまいそうなくらい、
体力も気力も使った一日。

帰り道。
孫たちと手をつないで歩いていると、
その手が、あたたかくて。

ふたりとも、

きっと眠くてたまらないはずなのに、
それでも楽しすぎて、
まだ終わらせたくなくて、
がんばって起きているように見えました。

その小さな手のぬくもりを感じながら、
私はまた、

思い出していました。

ああ、この感じ。
私は何度も、

こうして子どもたちと

手をつないで歩いてきたんだ。

忘れていたわけじゃないのに、
もう戻らないと思っていた時間が、
今日、

戻ってきたような気がしました。

5歳のお姉ちゃんは

「ばぁちゃん楽しかったね、また遊ぼうね」と

言ってくれました。

忙しくて、くたくたで、
でも、

心の奥があたたかく

満たされる一日でした。

そして私は、
孫たちと過ごすこの時間の中で、
あの頃の私に、

もう一度会えた気がしました

子育ての時間は、
毎日があわただしくて、
思い通りにいかないことの連続で、
「大変」が先にくることも多いけれど。

そのひとつひとつの時間は、
あとになって振り返ると、
こんなにもあたたかく、
かけがえのない記憶になっていきます。

今、目の前にいるその子との時間も、
きっといつか、

あたたかな思い出に変わる。

もう、戻ることのない思い出に変わる。

そう思うと、
今日という一日が、
かけがえのない一日。

そして愛おしく感じられるかもしれません。