
「今日も暑い…」そんな夏だからこそ大切にしたいこと
朝から気温が高く、外へ出るだけでも汗ばむ毎日。
「お散歩に行っても大丈夫かな?」
「家の中ばかりで退屈しないかな?」
「水分はどれくらい飲ませたらいいの?」
「クーラーばかりで過ごしても大丈夫?」
そんなふうに悩みながら過ごしている方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんは自分で、
「暑い」
「喉が渇いた」
「しんどい」
と言葉で伝えることができません。
だから、大人が少し先回りして環境を整えてあげることが大切ですね。
そして、暑さ対策をしながらも、赤ちゃんが心地よく過ごし、毎日の生活の中でさまざまな感覚を経験できるようにしてあげたいですね。
今日は、この暑い季節を赤ちゃんと心地よく過ごすためのポイントをお伝えします。
赤ちゃんを見る視点を少し変えてみよう
暑い時期は、
「ちゃんと寝ているかな」
「ちゃんと飲めているかな」
ということばかり気になってしまいます。
もちろんそこはとーっても大事なことで
睡眠と栄養は生きる上でなくてはならないものです。
そこは大事にしながら次の様子もみてあげましょうね。
例えば…
- 顔が赤くなっている
- 汗をたくさんかいている
- 機嫌が悪い
- 抱っこすると体が熱い
- 眠そうなのになかなか寝られない
- おしっこの回数が少ない
こんな様子が見られたら、暑さが影響していることもあります。
数字だけではなく、
「今、この子はどう感じているかな?」
そんな視点で赤ちゃんを見てあげられるといいですね。
ベビーカーは想像以上に暑い場所

ベビーカーは地面から近いため、大人よりも照り返しの熱を受けやすい場所です。
日陰を歩いているつもりでも、赤ちゃんの高さではかなり暑くなっていることがあります。
さらに、
- 背中がシートに密着している
- 風が通りにくい
という条件も重なります。
ときどき立ち止まって、
首の後ろや背中を触ってみましょう。
汗びっしょりになっていたら、
日陰で休憩したり、涼しい室内へ入ったりすることも大切です。
抱っこ紐の中は「親子でひとつの熱源」

抱っこ紐の中では、
赤ちゃんと大人がお互いの体温を伝え合っています。
さらに密着しているため、
熱や湿気がこもりやすくなります。
保冷グッズを使う場合は、
保冷剤を専用カバーや薄いタオルで包み、
直接肌に触れないようにしましょう。
また、時々首や背中を触って、
冷えすぎていないか、
反対に熱がこもっていないかを確認してあげることも大切です。
抱っこ紐から少し出して風を通すだけでも、
熱がこもりにくくなります。
暑い日に抱っこ紐で抱っこしてお出かけしてる時に熱を測ってみると
38度近くになってることも結構あるんですよ。
涼しいところで水分を取ってると10分もしないうちに下がってきます。
水分補給は「少しずつ、何度も」
暑い日は、
「もっと飲ませなきゃ。」
と思うことがあります。
でも赤ちゃんは一度にたくさん飲めるわけではありません。
だから、
少しずつ、何度も。
これが大切です。
離乳食が始まっている赤ちゃんなら、
スプーン1杯ほどのお水や麦茶から始めても十分です。
無理にたくさん飲ませる必要はありません。
一方、
離乳食が始まる前の赤ちゃんは、基本的には母乳やミルクだけで必要な水分と栄養を補うことができます。
暑いからといって、お水や麦茶をたくさん飲ませる必要はありません。
まずは母乳やミルクをしっかり飲めているかを見てあげましょう。
ミルクの場合、ついさっきしっかりと飲んだのに・・・ということもあるでしょう。
そんな時はスプーン1杯のお白湯やお茶をちょこっとお口に入れてあげるといいでしょう。
ちょっとお買い物に出た後や、触れ合い遊びをした後、ベビーマッサージをした後ものどが渇くもんです。
暑い日には授乳回数が自然と増えることもあります。
赤ちゃんの正常な反応です。
汗をかくことも、赤ちゃんの自然な体の働き
暑い日は、
「汗をかかせない方がいいのかな。」
と思うこともあります。
汗は、
体にこもった熱を外へ逃がすための大切な働きです。
室内で体を動かして遊んだり、
授乳をしたり、
お風呂に入ったりしたあとに、
額や首、背中が少し汗ばみます。
汗をかくこと自体を、すべて避ける必要はありません。
ただし、
赤ちゃんは体温調節機能がまだ未熟です。
汗をかいていても、
大人のように十分体温を下げられているとは限りません。
そのため、
汗腺を育てようとして、わざと暑い場所で過ごしたり、たくさん汗をかかせたりする必要はありません。
暑い日はエアコンを上手に使いながら、
- 室内で体を動かして遊ぶ
- 朝夕の比較的涼しい時間に外気に触れる
- 入浴や水遊びを楽しむ
- 汗をかいたら拭いたり着替えたりする
そんな毎日の自然な経験で十分です。
大切なのは、
「汗をかくこと」
ではなく、
赤ちゃんが心地よく過ごしながら、いろいろな感覚を経験できることです。
家の中でも楽しく過ごせます
暑い日は無理に外へ出なくても大丈夫。
家の中にも、
赤ちゃんが楽しめる遊びはたくさんあります。
冷たいタオル遊び

冷蔵庫で少し冷やした濡れタオル。
月齢が低い赤ちゃんなら水道水で濡らしたタオルでもいいですね。
ほっぺや手足に優しく触れてみると、
「冷たいね。」
という新しい感覚を楽しめます。
顔色や様子を見ながら、
心地よい程度に楽しみましょう。
水遊び(※必ず大人が手の届く範囲で見守りましょう)

月齢や発達に合わせて、
- 洗面器に少しだけ水を入れる
- コップからコップへ移す
- スポンジを絞る
- おもちゃを浮かべる
そんな遊びでも十分です。
水の音や感触は、
赤ちゃんの五感をやさしく刺激してくれます。
ただし、
赤ちゃんはわずか数cmの水深でも溺れてしまう危険があります。
電話に出たり、
タオルを取りに行ったりするほんの短い時間でも、
絶対に目を離さず、
必ず手の届く範囲で見守りましょう。
遊びの途中でその場を離れることがないようにしっかり準備を整えておきましょうね。
低月齢の赤ちゃんは特に注意
生まれて間もない赤ちゃんは、
体温調節機能がまだ十分に発達していません。
暑くても、
自分で服を脱ぐことも、
場所を移動することもできません。
室内ではエアコンを上手に使い、
室温はおおよそ26〜28℃、湿度は50〜60%を目安にすると過ごしやすいでしょう。
ただし、
住まいの日当たりや風通し、
赤ちゃんの服装によって快適な環境は変わります。
温度計の数字だけではなく、
赤ちゃんの顔色、
汗の様子、
首や背中を触った感触なども参考にしながら調整してあげましょう。
また、
- 汗をかいたら着替える
- 背中が蒸れていないか見る
- 長時間の外出を避ける
- 直射日光を避ける
そんな小さな配慮も大切です。
「遊ばせなきゃ」と思わなくても大丈夫
暑いと、
「外遊びができない。」
と心配になることもあります。
でも、
赤ちゃんにとって遊びとは、
特別なおもちゃだけではありません。お外に行くことだけではありません。
目が合うこと。
笑い合うこと。
抱っこしてもらうこと。
歌を歌ってもらうこと。
手をつないでもらうこと。
なでなでしてもらうこと。
そんな毎日の関わりが、
赤ちゃんの心も体も育てています。
今日も親子が笑顔で過ごせますように
暑さ対策に、
「これが絶対に正解」
という方法はありません。
その日の気温や湿度、
そして何より赤ちゃんの様子を見ながら、
「今日は少し暑そうかな。」
「汗をかいてきたかな。」
そんな小さな変化に気づいてあげることが大切です。
暑い夏は、
「頑張って外へ連れて行かなきゃ。」
と思わなくても大丈夫。
涼しい部屋で遊ぶ日があってもいい。
朝の少し涼しい時間に外の空気を感じる日があってもいい。
今日できることを少しずつ積み重ねることが、
赤ちゃんの健やかな育ちにつながっていきます。
この暑い季節も、どうか親子で笑顔の時間をたくさん過ごしてくださいね。

