4ヶ月になったYちゃん。今日は3回目のレッスンでした。
年末から体調を崩していたYちゃん、今日もまだゼコゼコと時々苦しそうな咳をしていました。
でも、2ヶ月ぶりにあったYちゃんは身体も大きくなり、表情もずいぶんと出てきておしゃべりしてくれたり、声をだして笑ってくれる様子も見ることができました。
Yちゃんにはじめて会ったのはYちゃんが生まれて50日目。
おくちに症状をもって生まれてきたYちゃん。生後すぐからたくさんの処置を受けてきていたYちゃんは吸てつ反射がなく、哺乳がうまくできず、鼻に入れたチューブでミルクを注入していました。
そして舌根沈下という状態にもなりやすく、とても呼吸が不安定。“とまってしまうのではないか、息ができなくなってしまうのではないか”という思いで、ママは夜も寝ることができていませんでした。
初めてのマッサージは、あんよをしました。あんよのマッサージだけだったけど、今までみせたことがないくらいの穏やかな表情を見せてくれました。
そしていつも嫌がる経管栄養の時間、この時間はYちゃん大泣きするんです。だからチューブに圧がかかってなかなか終わることができません。
でもマッサージのあとの経管栄養は、穏やかに実施することができました。
なにより驚いたのは、吸てつ反射です。Yちゃんのおくちに指をもっていっても全く吸おうとしなかったYちゃんがマッサージのあとはチュウチュウと吸おうとする動きが見られたのです。
身体が楽になって、本能が呼び覚まされたのかなあと思いました。
2回目のレッスンの時には、マッサージ後のおくちのもぐもぐする動きが定着してきていました。
その後、医師からの許可が出て、おくちからのミルクの練習も開始することができるようになりました。
たくさん飲めるときは1回70mlも飲むことができるようになっていました。
今日は3回目のレッスンです。年末からの体調不良で全くミルクを飲むことができず、経管栄養だけになっています。でもおくちをもぐもぐすることは忘れていません。
早く、呼吸状態がおちついたらいいのにね。今はおくちを動かすこととミルクの味を忘れないように、ちょっとだけおくちにミルクをつけることを続けています。
呼吸はゼコゼコとした呼吸を時々しています。
でも初めに訪問したときのような不安定さはありません。成長したなあと嬉しくなりました。

今日のマッサージはまず、全身をゆーっくりしーっかりとタッチして、そのあと脚からマッサージをはじめて、お腹、胸、お顔をしました。

胸をマッサージして、お顔、特に鼻涙管を刺激するマッサージを念入りにしました。
「マッサージしてもいいですか」のママの声にしっかり応えてくれるYちゃんです。

マッサージ後の経管栄養もとてもスムーズ。時間も早く終わることができて、そのあとはびっくりするくらいすやすやと静かな呼吸音で眠ることができました。

Yちゃんがマッサージする間、おりこうさんに待っててくれた3歳のお兄ちゃん。
お兄ちゃんのマッサージは自分からして欲しいところを言ってくれます。

自分の気持ちをちゃんとママに伝えることができるお兄ちゃんです。
「ママ、抱っこ」「ママ、すきすき」

ママの背中にお兄ちゃんのかわいいおててでマッサージしてくれました。

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